5年前に新築して現在家族4人で生活しています。この度、家庭内の事情があり、今住んでいる家を売却して賃貸に引っ越しを考えるようになりました。購入時は住宅ローンを利用していますので、残債もそれなりに残っています。まず売れる家なのかどうか不安なのと、売れたとしても残債以上の価格で売れるのか、もし残債よりも高く売れなかった場合どうなるのか等、色々と不安な面があります。とのご相談をいただきました。

まずは家の査定額と残債額の確認が必要となるため、査定でお伺いしました。家は築5年とまだ新しく、綺麗な状態で好印象でした。売主様は心配されていましたが、基本的に売れない不動産はありません（再建築不可の土地や戸建て・相場よりも何百万円も高く売り出すなどの例外は除く）。今回の住宅は売却するのにあまりネックは無さそうでしたので、売れないという心配はありませんでした。また、残債の件については基本的に売却した費用を返済に充てることがほとんどです。もし残債以下でないと売却できない場合は、売却価格と残債の差額を自己資金で払わなければならず、前提として住宅ローンを残したままの売却はできません。今回の査定結果は、ここ数年で土地の価格が上がったこともあり、残債以上の査定額になりましたので売却することとなりました。

売主様はそもそも売れないと思っていらっしゃったようです。そこで、例外を除き売れない不動産はないということ、とはいえタイミングや売出価格（査定額より高めに設定）により、長期化する可能性もあるという点はご理解いただくよう心掛けました。